*現在、執筆中です。


藤式体型分類



藤式分類にたどり着くまで・・


世の中には、はるか昔から、人間をいくつかのタイプに分けて、その内面を特徴付ける分類法がたくさんあります。

[やせ型・水太り型・筋肉質][血液型A・B・O・AB][12星座][動物占い][ファッション骨格分類ウエーブ・ストレート・ナチュラル」など週刊誌には続々と新しい分類占いが登場しています。

当たっているようないないような、しかし、なんとなく気持ちが惹かれるものです。お化けが怖いのは正体がわからないからだと言われています。今、自分が対応している相手がどんな人なのかわからないと不安になります。そもそも、自分自身が何者なのかもわからなくて不安に駆られることもあります。タイプ別に分類して、「色めがね」をかけることで安心したいのかもしれません。

 

私はたくさんのお客様をマッサージしてきて、同じようにマッサージしているのに、なぜ、とても喜んでくださる方とそうでもない方に分かれるのか疑問であり、初めてのお客様に接する時は成功するかどうか不安がありました。

ある時、テレビ番組で、廣戸聡一先生の4スタンス理論が紹介されていて、足裏重心の位置で筋肉の向きが違うので、運動選手のタイプ別に練習方法を変えた方が効果的で、腕を引っ張るだけで判別できるということでした。

試しに、指名してくださっている常連のお客様を判別してみたら、なんとも90%がA1タイプだったので、私はこのタイプの方に合うマッサージをしていたのだと気付き、タイプ別にマッサージのやり方を変えてみたら、他のタイプの常連様が増えていきました。また、初めてのお客様に対する恐怖心を無くすこともできました。

その後、篠浦伸禎先生の脳の4分類[左脳3次元・左脳2次元・右脳3次元・右脳2次元]が筋肉の向きと対応していることに気付きました。

廣戸先生は4スタンス理論は性格には関係ないと述べられておられますが、マッサージで長時間接しているとタイプ別に傾向があると感じていて、篠浦先生の分類としっくりくるところがあり、組み合わせた感じで分類しました。

A1=右脳3次元、A2=右脳2次元、B1=左脳3次元、B2=左脳2次元だと感じています。

(筋肉の向きを寝た状態で見ているせいか、A1タイプとA2タイプが逆に感じています。)

 

エビデンスはありません。私の感覚による分類ですので、占いのように捉えていただければ幸いです。

ただ、私自身の仕事にとってはとても役に立つ分類であり、お客様にも楽しんでいただいています。

 


マッサージする時は、それぞれ、力を入れると動く向きの反対方向にほぐすようにします。

それだけで、お客様の満足度が上がります。

強さは、親指タイプは強く、小指タイプは弱くが基本で、それぞれのお身体に合わせます。


・反転タイプに共通しているのは、インナーマッスル=姿勢保持筋がこっていることです。また、足の前方に重心があるので、足の指に体重がかかることによって、交感神経のスイッチが入り、緊張状態が続いているのが特徴です。

・平行タイプに共通しているのは、アウターマッスルが血行不良になっていることです。筋肉をほぐすと気持ち良さを感じてもらえます。



筋肉の向きによる分類

筋肉の向きで4つに分類します。

1R:親指反転タイプ

1P:親指平行タイプ

5R:小指反転タイプ

5P:小指平行タイプ

*「1」は第1指(拇指・親指)の略、「5」は第5指(小指)の略

*「R」はreverse反転の略、「P」はparallel平行の略

 

力を入れた時に前腕・下腿がどちらに動くかで親指タイプか小指タイプか識別し、上腕・大腿がどちらに動くかで反転タイプか平行タイプか識別します。

側臥位でリラックスした状態だと逆に動きやすいので、動きやすさで判定します。

マッサージは基本的に動きやすい方向へゆるめます。親指タイプは強め、小指タイプは弱めです。



親指反転タイプ(1R)

拳を強く握りしめた時、前腕の筋肉が親指方向に回転し、肘で反転し、上腕が小指方向に回転するタイプ

脚も同様の回転方向で、重心は親指側前方

背中の筋肉は脊椎に向かって中央寄りの偏り


マッサージ方法

デリケートで痛みを感じやすいですが、細胞の再生力が高いので、コリを強く圧すると、良く改善するので、指圧が向きます。

マッサージに限らず、身体の手入れは最も効果が高いです。

インナーマッスルがこっているので、奥深くのコリを見つけてほぐさないといけないので、力も技術も必要です。

肩コリには、いちあいというツボ(首と肩の境目)が効果的です。また、腱板断裂を起こしやすいので、棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・大円筋・小円筋・前鋸筋など肩関節周辺の筋肉のケアが大切です。

腰は腎喩・志室が効果的です。

ストレッチは前方にクロスします。


特徴【フェニックスタイプ】

いつも並行していくつものことを考えているので頭が疲れています。頭痛持ちで鎮痛薬を手放せない方も多いです。

篠浦伸禎先生の本によると、右脳の前頭葉をよく使う「右脳3次元タイプ」は「美しいものにウットリして脳の回転を止めると、帯状回の血流が増加してストレスが解消する」と書かれています。

おもてなしの天才でもあり、秘書などサポート系の職業に向いています。「豊臣秀吉タイプ」です。

自分がよく動く社長さんや、ゴルフ・フィギュアスケートなどソロで注目されるスポーツ選手も多いです。

他人からの注目が程よいストレスになって実力が存分に発揮できる、本番に強いタイプです。

新しいものを取り入れるのがうまいので、何でも挑戦してみることが解決の糸口になるでしょう。

 

細胞の再生力が高く、指圧が最適です。



親指平行タイプ(1P)

拳を強く握りしめた時、前腕の筋肉が親指方向に回転し、肘で反転せず平行して、上腕も親指方向に回転するタイプ

脚も同様の回転方向で、重心は親指側後方

背中の筋肉は脊椎から離れる方向の偏り


マッサージ方法

細胞が強く、小さい痛みは脳に伝えないので、アウターマッスルをしっかりもみほぐし、筋肉の緊張を取ると、すぐに血流改善するので、圧が強ければ、どんなマッサージでも効果が出やすい。

肩コリには、肩井のツボが効果的です。

腰には浪越殿点と称される側後方のくぼみが効果的です。

ストレッチは後側方と大腿の筋肉伸ばしが効果的です。

気付かずに悪化して外科手術が必要になりやすいので、痛みを感じたら、すぐに対処した方がいいです。

特に股関節に注意してください。


特徴【司令官タイプ】

左脳の前頭葉をよく使う「左脳3次元タイプ」なので、合理的な判断ができる人です。「徳川家康タイプ」です。

物事を深く掘り下げて、何度も思考するので、頭が疲れています。

瞑想やヨガなどで思考を止めることがストレス解消になります。

 

トレーニングでアウターマッスルが育ちやすいので、格闘技に関わる方も多いです。

 

痛みをあまり脳に伝えないので、我慢していると手遅れになることも多いです。早目に対処されることをお勧めします。



小指反転タイプ(5R)

拳を強く握りしめた時、前腕の筋肉が小指方向に回転し、肘で反転し、上腕が親指方向に回転するタイプ

脚も同様の回転方向で、重心は小指側前方

背中の筋肉は脊椎から離れる方向の偏り


マッサージ方法

細胞に傷が入りやすく壊れやすいので、とても感覚が敏感です。

こっているのは奥深いインナーマッスルなので、マッサージ方法が難しいです。表面の健康な筋肉をなるべく傷をつけないように、的確にコリをほぐす必要があります。通常はインナーマッスルトレーニングでケアして、どうにもならない時にコリをほぐすのが向いています。コリが糖化コラーゲンに結晶化してしまうと感覚がマヒしてしまうので、その場合には強い圧を好みますが、ある程度回復すると、本来の弱い圧で大丈夫になります。

肩コリについては、肩甲骨上角から首にかけての筋肉が最もコリやすいです。

腰は、後方にストレッチが必要です。

 

 


特徴【プリンちゃんタイプ】

右脳の大脳辺縁系をよく使うタイプです。

尊敬できる上司に指導されたり、かわいい部下や後輩の面倒を見るといった良好な上下関係で精神が安定します。

好きなことは限りなく熱中して取り組める一方で、不快なこと・イヤなことはなるべく避けたい一面があります。

卓越した感覚(味覚・聴覚・嗅覚・触覚・温度覚など)を生かして職人的な仕事を選ぶと良い結果が期待できます。

ただ、脳内にドーパミンやアドレナリンといった「やる気」を促進させるホルモンが出やすく、かつ、敏感に反応するため、集中してやり切りますが、緊張がほげれると過労に気付いてぐったりしてしまいがちです。基本的な常に「過労状態」です。

若いうちは再生力が高く、万能感を持つ方もおられますが、年齢と共にしんどさを強く感じるようになります。ただ、早目に不調に気付くことができるために、早目の対処で大事になる前に回復できる利点があります。

 

ストレス解消には、ゲーム・映画など非現実的なことに集中するとスッキリできるでしょう。

 

細胞に傷が入りやすいので、早目に脳に痛みが伝達されてつらさを感じやすいです。ただ、早目に対処することで大事になりにくいです。

 

オススメはインナーマッスルトレーニングです。



小指平行タイプ(5P)

拳を強く握りしめた時、前腕の筋肉が小指方向に回転し、肘で反転せず平行して、上腕も小指方向に回転するタイプ

脚も同様の回転方向で、重心は小指側後方

背中の筋肉は脊椎に向かって中央寄りの偏り


マッサージ方法

リンパが流れるイメージで、こわさないようにやさしく筋肉をほぐすと気持ち良く感じてもらえます。

ストレッチもゆるめが良いです。

 


特徴【のび太君タイプ】

左脳の大脳辺縁系をよく使うタイプです。

決まったことをきちんとやり遂げることが得意です。周囲への気づかいを大切にします。

身体の疲れを脳に伝えるのが遅いので、気が付くと突然動けなくなってしまうので、無理は禁物です。



骨の大きさの分類

長骨の長さで4つに分類します。


大(L)

中(M)

小(S)

プチ(P)